2024年７月24日、「JACCCO連続講演会 中国を知る」の第１回が早稲田大学国際会議場で開催しました。講師は宮本雄二当財団理事長で、「我々はなぜ、中国と付き合わなければならないのか」と題して講演いたしました。

　酷暑のなかでしたが、100名を超える聴衆で会場は満席となりました。聴衆には当財団の会員企業、特別個人会員のほか、個別企業の役職員や現役の学生、学校、各種団体の関係者など幅広く集いました。

　講師の宮本理事長は、漢学を学んで育った吉田茂の戦前外交官として中国で勤務した時代の知見や、首相としてサンフランシスコ条約調印に臨んだ背景を彼の遺言として紐解きながら、日本は長い歴史の中での中国との文化的な絆から、中国とはこれからも平和で安定した関係を作る以外の選択肢はないと強調しました。

　講演後には、参加者との質疑応答が行われました。「政治家でなく外交官を選択された背景はなにか」、「米国との対比において中国の覇権、今後の成長についてどう考えるか」など次々と質問があがりました。

　この「JACCCO連続講演会　中国を知る」は今後も各界の識者を講師にお招きした企画が続きます。次回は9月5日（木）に日中友好会館で「日中アニメ産業の可能性」につき鉄腕アトムのプロデューサーの黒川慶二郎さんに語って頂く予定です。